ハコヅメ〜たたかう！元刑事課女子〜2

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藤先輩の一言で、私たち3人は急いで刑事課に向かった。刑事課に着くと急いで係長、源先輩、山田、牧ちゃんたちに川合が描いた絵を見せる。


『どう思います？』


山田「いやー、元気いっぱいな絵だなって。」


鈴木「小学生に描かせたのかなって。」


川合「白馬さん、恥ずかしいんでもうやめてください。」


少し困ったような表情で、似顔絵を止める川合。


牧高「いや、悪くないと思います。」


『牧ちゃんもそう思う？』


牧高「はい、やってみる価値はあると思います。」


川合「やってみるって何をですか？」


藤「川合、彩菜さんを襲った犯人の似顔絵を描いてみて。」


山田「えっ！？」


川合「無理です！私下手くそなんで！」


源「それみんな分かってるから。ただこの絵はな、署内の誰に見せても伊賀崎さんだって一発で分かるはずだ。」


山田「まあ確かにイメージはしやすいっすけど。」


川合「だけど牧高さんがもう描いたんですよね？」


牧高「捜査用の似顔絵は、上手く描くより誰を描いたか分かる方がずっと大事なの。」


『川合、やってみない？』


北条「うーん…」


『可能性があるなら、そこに賭けたいです。』


藤先輩が川合の方に向き直す。


藤「川合、彩菜さんのためにもやれることやろう。」


川合「はい。」


『頑張ろう、川合。』


川合「はい！頑張ります！」

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