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15. ページ14

迎えた土曜日。


宮「じゃあ俺は昼すぎには帰ってくるよ
友達連れて来るから、準備と買い出しよろしくね」


「はいっ!行ってらっしゃーい」


向「じゃあ俺らも行こか〜」




大型スーパーに着き、康二くんと翔太と3人で買い物。

事前に舘さんから買い物リストを渡されたので
マストのものを先に入れて、あとは自分たちの食べたいものや必要なものを足していく。





「私ちょっと製菓の材料見てくるね!」


向「あ、俺ほかの材料取ってくるからしょっぴーと製菓のところいてや!」



と、張り切ってる康二くんと、
これからバーベキューのテンションではない翔太。




「翔太は何食べたいの」


渡「べつに、」


「翔太が言ったんだよ、みんなと違うの作れって」


渡「特にないんだって食べたいやつ
Aが作ったもんならうまいし」


「…調子くるうなー、とりあえず早く帰りたくなるもの作れってことね?できたら写真送るね楽しみにしてて」





向「よしっこんくらいかなー、忘れもんない?」


「うん、大丈夫!」




帰り道も、行きと同じで
私が助手席で翔太はうしろで爆睡。




向「そいや、Aちゃんのお友達って同じで学部の子?」


「うん、1年の頃から仲良い子と、その子の彼氏
あっ、ダンスサークルの子だから康二くん分かるかも」


向「あっ、ほんま?でも後輩で違う学部やろ?
うーん、誰やろー、楽しみにしとこ!」


「康二くんって彼女いないの?」


向「あはっ、いないいない!
いたらシェアハウスにいないし笑」




たしかにそうかも…

みんな彼女できたり、結婚するとかなったりしたら

シェアハウス出て行っちゃうのかなぁ…





渡「だーーっ重すぎる!!!」


向「しょっぴー!こっちもやでー!!!」


「あはは、私は絶対持ち上げられないから頑張って笑」




大量に買ってきた食材をまず家に持ち込むのと、

大量に送られてきたバーベキュー用品を中庭に移動するのを一気にやった結果、

ヘロヘロな2人。笑

これだけで午前が終わりそう。





「よしっ今日のお昼は私が作ろうかな
2人ともお疲れさまー!ちょっと休んでてよ」


向「えーっ!Aちゃんの料理初めてやー!
よっしゃー!!」




暑い季節にぴったりのそうめん。

つけ汁は少しこだわって、薬味もいっぱい入れてみた。




向「なにこれ、うっっま」


渡「うわっ、最高」


「んふふ、よかった。そうめんいっぱい茹でちゃったから全部食べてね」

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時

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