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翌朝。
結局、全然寝れなかったし…。
とりあえずコーヒーを飲みながら翔太が起きてくるのを待つ。
二日酔いならご飯は食べなさそうだし。
…それにしても昼前には出るって
どこに行こうとしてるんだろ?
渡「…はよ」
「あっ、おはよ!…ごはん食べる?コーヒーだけにする?」
渡「んー、コーヒーだけにするわ」
「舘さんがねー美味しいコーヒー豆置いてってくれたみたい。美味しいよこれ」
さっき気付いた、コーヒー豆を常備してる棚には
新しいコーヒー豆が置いてあって。
アイスにもできる、めちゃくちゃいいブランドのところのコーヒーマシン。
できたアイスコーヒーをテーブルの上に置く。
渡「あ、うまい。俺の好きなタイプだわ」
「だと思った!私準備してくるね!
あ、ねえ今日どこ行くの、」
渡「着くまでのお楽しみな笑
…可愛くしてきて」
部屋に入って早速洋服選び。
少しだけ夜のことが気がかりだけど
可愛くしてきて、なんて言われたら自分史上最高に
盛れてる自分でいないと…!
うーん…どこ行くか分かんないのが困るけど…
どこにでも行けそうな、少しラフに
白Tにベージュのキャミタイプのオールインワン。
厚底のサンダルがあったな。それならいっぱい歩くことになっても大丈夫そう。
髪型は…少し緩めのお団子にしてみちゃう。
メイクも久しぶりに大学用ではなく、
お出かけ用にバッチリしてみた。
「よし、いい感じ。うわっ、もう30分以上たってる!」
ドタバタと階段をかけ降りたら
準備を済ませた翔太が。
髪もセットしてて、シンプルだけど様になっている服。
かっこいい……!
「あっ、ごめん!めちゃくちゃ急いだんだけど…!」
「いや?大丈夫だよ笑
よし、行くかー、俺車出すから、乗って」
さっそく私は助手席へ。
運転姿って、無条件にかっこいい気がする。
「翔太ってピアス空いてたんだね」
渡「俺家でも結構ピアスつけっぱだよ?笑
俺に興味なさすぎない?」
「あれ?そうだっけ?笑」
渡「Aって結構空いてたんだな、何個ついてんの笑」
「高校の時に興味本位で親にバレないように慎重に時間かけてやったのに1個目からバレてたらしくて3つめあたりで、めちゃくちゃ怒鳴られた…笑」
そんな他愛のない話をしてると目的地に着いたらしく。
渡「今日ひとつめの目的地。」
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時