だって君と××したい

＿13 ページ13

・




しばらく沈黙が流れ……




どーしよ……




「ねぇ、…その髪どうなってんの？」




あ、え…




「これ？」

「うん」

「これ、くるりんぱって言うんだけど…」




「くるりんぱ？」




あ、そっか… 男の子には無縁の話か……




「えっと…」




私は結んでいた髪をほどき岩本くんに伝わりやすいように説明することにした。




「結び目でふたつに分けて 間に毛先をくるんって通すの」




簡単だよ〜 なんて言いながら岩本くんの方をみると




「すげぇ！」




めをキラキラさせた岩本がいた…




あれ？これさっきもみたような……？




でも些細なことで誉めてくれることがうれしくてニマニマしてしまう…




岩本くんてほんとやさしいよな…




なんて考えていると岩本くんの手が私の髪に触れた。




「？」

「Aさんってさ、髪綺麗だよね」




え……？




ってか距離ちか…………





ブーブー




着信音で我にかえる




「あ、え、あ！水希からだ！」




岩本………





なんか私ドキドキ止まんないんだけど………

＿14→←＿12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す