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❅·̩͙39 ページ39

そういえば気軽に誘われたけど
お昼食べるのってまさか2人だけ?



高校に入って異性と2人で昼を食べたことはない。
相手が渡辺っていうのがなんかムカつくし
ちょっと緊張してきた自分にも腹が立つ。



ぐるぐると渡辺のことで脳がいっぱいになって
英語の文法など入ってくるわけもない。



板書だけは写して、文字の上を目が滑る。
嫌だ嫌だと思うほど時が早く進むのは何故なのか。



チャイムが鳴る。
廊下で黄色い歓声が既に上がった。



ゆり組、というワードが口々に聞こえる。
その次に舘様、しょっぴー、翔太くん、涼太くん。



リ「早く行きなよ笑 取られるよ」


「別にいいよ…」


宮「姫いる?」



扉の右側にだて、左側に渡辺が顔を覗かせていた。
2人だけじゃなかったということに胸を撫で下ろす。



教室を出て彼らと合流すると
途中どんどん白雪メンツが出てきて
結局3年組全員で中庭に向かっていた。



ちなみに白雪の昼はだてがお弁当を作ってくれるので
必要な人は前日に申告することでその日の昼を賄える。
日替わりなので何が入っているかはお楽しみ。



中庭に集った私たちは輪になって座る。
こうしてみれば普通の学生にしか見えない。



「いただきまーす」



隣からいきなり箸が伸びてきた。
…こいついつでも隣に居るのなんなの。



『うまっ』


「何でとんの?全部一緒でしょ」


『そっちのがデカかったし』



今日は唐揚げ弁当。
大きな唐揚げを取られました。



阿「はいAちゃん、俺のあげる」


岩「朝迷惑かけたから俺も」



倍になって返ってきたので、2人に免じて許してあげよう。
渡辺は面白くなさそうに唇を尖らせてるけど。

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hrr - おもしろくて一気読みしました!続き楽しみにしています! (4月10日 14時) (レス) id: 5934ce0412 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カジャ | 作成日時:2024年3月20日 19時

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